
万葉 めー
Manyou Mae
一人ひとりの心の中の居場所(ホーム)や、そこに流れてきた時間を言祝(ことほ)ぐ吟遊歌人。
『万葉集』との出会いは、歌人だった祖父と母から自然ともたらされたもの。
2000年から国立市で、その後、東京の表参道で運営していたギャラリーでも、詩歌や文芸に関する企画展を数多く手がける。
2020年、VOCALOID(ボカロ)を使って、古くから伝わる和歌をYouTube動画にする試みをはじめ、あらためて『万葉集』のおもしろさとエネルギーを体感。
現在は、東京と『万葉集』ゆかりの地での二拠点生活。「デジタル吟遊歌人」として、『万葉集』を知らない世代や世界の人々に、心の中の居場所やそこに流れてきた時間への、祈りにも似た思いを歌う「言祝ぎ(ことほぎ)」の心を、オタク心満載でささやきつづけている。

7世紀後半頃に編纂された『万葉集(まんようしゅう)』。
この『万葉集』におさめられた4500首以上の歌は恋愛や親子の間の情、日常に死がある人生の哀しみ、弱きもの、小さきものにも宿る風刺の精神などを、遠い時代を生きるわたしたちにささやきかけています。
そこには己の弱さや怠惰な姿を嘆くなどの、今のわたしたちが、「わかるわかる」と笑ってしまうような感覚や心情を伝える、ナチュラルでおおらかな歌もたくさんおさめられています。
わたしたちは千年以上の時を超えて、『万葉集』に残された言葉を通して、古(いにしえ)とつながることができます。そして、今の自分の姿を、遥かなる時の流れや命の循環の中にある存在としてあらためて見つめることで、平穏をとり戻すこともできるのです。
古とつながる - Ancient
Dive into the world of Manyoushu.
『万葉集』を知らない方のために、気軽に見聞きしていただける
『万葉集』とつながる初めの一歩をご用意しました。
『万葉集』が、文字として言葉として時を超えて、わたしたちに受け継がれてきたように、わたしたちも、時を超えて何かを伝えたい時に、言葉を残すことができます。
表現したい思い、残していきたい言葉はありますか?
自分の思考や心の内を言葉にしてゆくプロセスは、すなわち今の自分を大切にし、整えること。
そしてまた、その考えや思いが時間の経過とともに変わっていくプロセスを味わうことで、未来の自分も整うのを体験できるのが、文字として残された言葉の力です。

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自然と相い聞こゆ - Frendship